(https://www.jpba1.jp/assets/pdf/Protest/2023/ProTest_2024info.pdf より)
2024年の日本プロボウリング協会(以下「JPBA」と表記)のプロボウラー資格取得テスト(以下「プロテスト」と表記)から「プロボウラーとして最低限必要とされるボウリング基礎知識を、受験前に学習し受験に挑んで貰うことを目的とする。」という名目で認定2級インストラクター取得講習会に併催される受験者講習を受講することを義務づけられるそうです。
一部のインターネットの界隈では「誰かが3次試験で落ちたからでは?」などと噂がされていますが、リリースの日付が5月16日となっているように2次試験の東京の二日目であるため、3次試験がどうこうとはとりあえず関係ないと思います。
「どちらかというと認定2級インストラクター取得講習会の参加者が少ないから併催して見かけ上の参加者を増やそうという意図の方が大きいんじゃないのかな……しらんけどしらんけど」
という印象。
そんなに大事なら一般にも公開すればいいのにね
実のところJPBAのプロテストで一番謎に満ちているのが3次試験だったりします。面接の内容も公開されていないし、筆記試験の内容も公開されていません。
ただ、一部の例外中の例外*1を除き基本的には落ちないので問題になることはほとんどありません。
とはいえ建前上「プロボウラーとして最低限必要とされるボウリング基礎知識を、受験前に学習し受験に挑んで貰うことを目的とする。」ということで実施する以上は本当に基本的な話でしょうから、別にアマチュアだろうと知っておいて損はない知識だと思われます。むしろプロアマや研修会に出るようなアマチュアであれば知っておかないとまずいような内容のように思えます。
とはいえ昨年の2級インストラクターの講習内容を見るに
- インストラクター概論
- ボウリングの基礎知識
- リーグに関する基礎知識
- ボール及びドリルの基礎知識
- 実技研修
- 筆記テスト
(https://www.jpba1.jp/instructor/Nintei/2022/2022_Guide.pdfより)
と
「それ本当に競技者として要るの?」
という顔をして聴きたくなるものばかりなので実際にプロアマや研修会に必須な知識なのかはわかりません。
もっとも、JPBAのプロボウラー資格は純粋な競技者資格以外の支配人だったりインストラクターとしての仕事上の肩書きにつけるものとしての要素も強いため*2、そういった知識も必要なのかもしれません。
ただ、本当に基本的で重要な知識であるのならばこそ、USBCのLEVEL Iコーチのカリキュラム*3のように一般に公開してもいいんでないのとは思います。
正直、本当の意図はなんなんだろうね
実際のところは議事録が公開されているわけではないのでこういったものが来年度から追加される経緯はわかりません。
JPBAのプロボウラー資格は純粋な競技者資格ではなく、支配人だったりインストラクターとしてボウリング場でちょっといい感じで働くための肩書きとしての要素がより強くなったと見るべきなのでしょうか?
もっともプロテストを受けるような受験生であるにもかかわらずあまりにも基本的なボウリングの教養がかけているということであれば、それは単にJPBAだけの問題にしてはいけないように思えます。
皆様のご意見をお待ちしております。