『着メロはお気に召すまま!』千秋楽

ということで今日もCaptain Chimpanzeeさんの『着メロはお気に召すまま!』を見てきたよ。
てっきり14時開演の部と19時開演の部があって19時開演が千秋楽かなと思っていたのですが、最終日は14時開演であった。
本当、ひめこりんとのやりとりがなければ危うく見損なうところだった。おかげさまで無事にキャンセル待ち分のチケットを入手できました。感謝。

本当、チケットノルマなんていらないんじゃないの? ってくらい大盛況でした。

以下、ひめこりん関係ネタバレ
終演後もお話しさせていただいたのですが平野は
1. 支社エースのできるOL平野
2. 渚が化けた平野
3. 川本を寝とったのがばれたり、支社長を落とせなかったあとの余裕のない平野
4. リアルひめk……平野
の4人をうまく演じわけないといけないのでなかなか難しくも面白い役だなぁと思いました。

ただ、初見の感じとしてちょっと1.の段階でも若干棘が強いかなぁという印象はあったのでもうちょっと柔らかい感じでも良かったのかなぁとは思います。やまひろさんの支社長がいい感じだったので、そこに合わせてもうちょっと柔らかくコミカルな感じで入っていっても良かったのかなぁとも思います。あれです、ルパンを相手にするときの峰不二子っぽいイメージ? もちろんその辺は演出家さんやお稽古の諸々で方向性を決めていった結果だとは思うのですが、1.から3.へのギャップってのがちょっと弱くて、取り巻きの「今日の平野さんどうしちゃったのかしら?」というセリフの印象がちょっと弱くなったかなぁと思います。

逆に仮面をかぶって生きざる得ないキャラクターの一人であるバックス役の宮下さんは、喋り方のトーンを変えたり、ちょっと宇宙船遊びを始める前に微妙な間を作ったり(あと微妙に宇宙船がちゃんと太陽系から徐々に離れていったりしてる)してうまく虚像を演出していた印象。

このお芝居のテーマに「あなたが見ているその人、実は本当の姿ではないのかもしれない」というのがあるとは思うのですが、その辺を渚に気づかせるための重要な役割としてもっと虚像パートで攻めても良かったのかなぁとは思いました。

あとサイバーオスカルは似合ってた。やっぱり姫子先生ばりにタッパがある人の男装って様になってるなぁと思いました。意外と男役みたいなのはまるかもねぇと思ったり。草組に入団しないとw