ファンアートを共同で制作するということ

なんか、某ミンゴス界隈が荒れてるなーと思いながら見ている。
あの界隈アレなのは一通りいなくなって現在は平和な界隈になったんじゃないの? と思ったけどなかなかそういうわけにも行かんようでw

お品書き

共同制作でやった場合の代表者は誰がやるべきか?

なんとなく感覚的に順位をつけてみた。

  1. 一番リスクを負うことになっている人
  2. 建前上の代表
  3. 実質の代表
  4. なんだかんだで一番貢献した人
  5. ほか

といった感じでしょうか?
代表者の仕事ってなんかあった時にひどい目にあう代わりに上手くいけばオイシイ思いができるというところがある*1ので、何かあった時にひどい目にあうとかひどい目にあわせる順に並べる。
その次には何かあった時にひどい目にはあわないけど、割とひどい目にあった人を順番に並べて、あとは有象無象がという感じかなぁ。

同人誌だと

  • 印刷費をほぼほぼ出す人
  • 在庫をほぼ全部引き取る人

あたりをやるのが代表者をやる条件かなーと個人的には思っている。
その代わり売り上げはほぼほぼ自分の懐へどうぞというのは筋の通った話ではある。

もちろん収益を懐に入れず打ち上げに回しておけば参加者の心象が良いのはいうまでもないw
次回に向けた投資も代表のお仕事なのだ。

共同制作者をどこまで書くべきか

「作品作り」に貢献した人は共同制作者である。だた、どこまでを「作品作り」に含めるのかは曖昧である。
サークルで売り子のみをお願いしている人だって一般には共同制作者含めないけど、立派に「作品づくり」に貢献している。同人誌を見てもらうには頒布という過程をすっ飛ばせないわけで、そこに携わっているのだから「作品づくり」には貢献していると考えている。
もちろん印刷業者さんを含めた各種業者、即売会の運営スタッフ、各書店の担当の皆様だって「作品づくり」には貢献していると考えている。
とはいえどこまでも際限のない世界なのでうちでは以下の条件のうちいずれかに関与した人を共同制作者として奥付等に掲載することとしている。

  1. 直接原稿の作成に寄与した人(企画、編集、デザイン、文、絵、機材の貸し出し、取材協力、ほかアシスタント etc)
  2. 出資者
  3. ほか大人の事情等で載せないといけない人(e.g. 印刷所)

この三者については名前を掲載しないといけないと思っているし、相手方が掲載を望まない限り掲載しないことは基本的に失礼なことだと思っている。
余談だが、奥付の順番は基本的にこの順番に準じた上であいうえお順で並べるのが一番喧嘩しなくて済む順番だと思っているし、当サークルではそうしている。

さて今回の事例について

ぶっちゃけ自分の企画でファンアートを作るにあたって友達に有償であれ無償であれ手伝ってもらうことについては特に問題ないと考えているし、企画者兼出資者としてリスクを全部背負っているのであれば代表としてその作品を出すことについては問題ないと思う。
ただ、今回の事案はリスクが小さいことに加えて、外注したパートが大きいことから共同制作者のお名前もきちんと併記して共同制作であることを明示したほうがよいとは思うし、番組制作側も共同制作したものを紹介するときは共同制作者のお名前も紹介していただけるとよいのではないかと。
特にこのご時世でプレゼントボックスとか設置されない事例も多いので、今までであればバースデーライブのプレゼントボックスに入れていた色紙をデジタルのデータ色紙として番組に送ってみたりするのも企画として面白いと思う。
外注であれなんであれ人と共同してなんか作るときは相手が嫌がらない限りは共同制作者の名前をちゃんと紹介しましょうねというお話でした。

余談

ファンアートなんてヘタクソでもいいじゃん。
推しに見てもらうのであればなおのことヘタクソでも自分で描いたほうがいいよ。

どうしても自分で描いても上手く描けないのであれば描くしかないのです。
手を動かした数だけ上手くなるってのは仕事がら骨身にしみてわかってることじゃないですか?
上手くなりたかったら手を動かし続けましょう。

なにより何かを始めて上手くなっていく過程というのはそれだけで長期的に見ればネタになる案件なんだ。
それを捨ててしまうのは単純にとてももったいないと思うのである。

*1:逆に言えばオイシイ思いもできないのにひどい目にあうなと思ったら代表の座からは全力で逃げなきゃダメよ